老舗レンタルサーバーのロリポップ!。いざその評判を見てみると、
「ロリポップは重たいし遅い。WordPressなんて超低速なので、他のレンタルサーバーを選ぶべき。」
というようなあまり良くない評判を多く目にするのではないでしょうか?ついこの前までは僕もその通りなのだろうと思っていました。
しかし、それは完全に間違いでした。今回は、ロリポップを実際に契約してみたので、WordPressの速度テストや使ってみた感想を紹介します。速度検証サイトも用意しました。
【ロリポップ遅いは嘘】進化したその評判と速度テストの結果を公開
結論から言うと、ロリポップ遅いは誤りでした。もう少し正確に言うと、スタンダードプラン以上はもう決して遅くありませんし、むしろ高速です。
ロリポップが高速なのはスタンダードプラン以上
ロリポップが遅いというのはたしかに嘘ですが、それには条件があります。それは、スタンダードプラン以上であるということ。
というのも、エコノミープランやライトプランでは、WordPressなどで使われるPHPの動作にCGIという低速な仕組みが使われています。
それに対し、スタンダードプランでは高速なモジュール版PHP、ハイスピード・エンタープライズプランではLiteSpeedが採用されています。
ロリポップが進化したのは2015年
ロリポップ遅いは今になっては違いますが、少し前までは紛れもない事実でした。ロリポップが高速化を初めたのは2015年でして、それ以前はかなり低速だったようです。
ちなみに、2020年4月からは「ロリポップ爆速宣言」なるものが始まりました。ハイスピードプランが月550円で使えるようになり、価格的に他のサーバー会社と比べて有利になりました。
>>ハイスピードプラン
ロリポップの速度テストは99点
今回新たに契約したロリポップのサーバーと当サイトのサーバーであるカラフルボックスを比較してみました。検証に使ったサイトはこちらです。
- ロリポップ!の検証サイト:https://abc.oops.jp/(公開終了)
- カラフルボックスの検証サイト:https://www.sei.cfbx.jp/wptest/(公開終了)
※どちらのサイトもWordPressでSTINGERというテーマを利用し、プラグイン等は使用していません。
ここではPageSpeed InsightsというGoogleのツールと、GTmetrixというツールでのスコアを比較しました。順に見ていきます。
PageSpeed Insightsでのテスト結果
GoogleのPageSpeed Insightsでのテスト結果は次のとおりでした。
スマホ版スコア | PC版スコア | |
---|---|---|
ロリポップ!(スタンダードプラン) | 90 | 99 |
カラフルボックス(BOX2) | 95 | 99 |
正直驚きました。ロリポップ!とカラフルボックスはもう少し差がでると思っていたのですが、思っていた以上にロリポップは高速だったようです。
スマホ版スコアはカラフルボックスに若干負けてますが、WordPressサイトはスマホ版速度が40点程度のことも珍しくないので、ロリポップは十分な速度を出せていると言えます。
GTmetrixでのテスト結果
GTmetrixという海外の速度テストツールでの結果は次のようになりました。
ページ速度 | 読み込み時間 | |
---|---|---|
ロリポップ!(スタンダードプラン) | A(93%) | 2.4秒 |
カラフルボックス(BOX2) | A(95%) | 1.9秒 |
こちらは残念ながらカラフルボックスの方が少し優勢といった感じですが、ロリポップも十分すぎる結果
検証に利用したスタンダードプランはApacheというWebサーバーが使われています。LiteSpeed採用のハイスピードプラン なら、カラフルボックスと同じくらいになるでしょう。
実はGTmetrixには様々な機能があるのですが、英語で分かりづらいので省略しますね。
まとめ:ロリポップ!はむしろ速いサーバーです
良くない評判が目立っていたロリポップ!ですが、今では相当改善されました。そして速度テストを見れば、遅いと言うよりは、かなり速いサーバーの部類であることが分かります。
料金も公式おすすめのハイスピードプラン で月額550円と手軽です。また、エックスサーバーなど大手と比べると、コストパフォマンスが非常に優れているサーバーです。初心者がWordPressでブログを始めるなどの用途であれば、まず十分に使えるでしょう。
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