「ChargeSPOT Wi-Fi 5Gなら、5Gの速さでかなり快適なWi-Fi環境にできるかなと思うのだけど、実際はどうなんだろう。他社と比べた特徴、優位性も気になる。」
ChargeSPOT Wi-Fi 5Gは、データ容量無制限、月額4,378円~のWi-Fiサービスであり、高速なWi-Fiがほしい方にとっては、気になる製品ですよね。
今回は、そんなChargeSPOT Wi-Fi 5Gの実機を用いて、その速度や使いごこちを詳しく紹介します。
ChargeSPOT Wi-Fi 5Gってどんなサービス?
ChargeSPOT Wi-Fi 5Gとは、どんなサービスなのか?わかりやすくまとめると、
です。
5G対応のデータ無制限モバイル/ホームルーター
ChargeSPOT Wi-Fi 5Gでは、5G対応かつデータ無制限なので、高速で通信できる上に、データ残量を気にせず、好きなだけ通信できちゃいます。
しかも、レンタルするWi-Fiの機器が、
の2種類から、生活スタイルやネットの利用方法にあわせて、使いやすい方を選べます。たとえば、
という風に、選ぶことができますね。具体的な機種としては、こちら。
レンタルではなく、自分で購入する形になっていますが、端末代金相当分が毎月割引され、実質無料です。(24ヶ月以上の契約のみ)
モバイルルーター | ホームルーター | |
---|---|---|
機種名 | Galaxy 5G mobile Wi-Fi | Speed Wi-Fi HOME 5G L12 |
通信速度 | ○ | ◎ |
タッチパネル | あり | なし |
重量 | 203g | 174g |
後ほど紹介するのは、自由に持ち運べる、Wi-Fiとしては定番のモバイルルーターの方です。
月額4,378円~から使える
ChargeSPOT Wi-Fi 5Gの月額料金は、4,378円~です。レンタル充電器「ChargeSPOT」の有無によって、
と2つのプランが用意されています。
330円の差でレンタル充電器を使えるものの、最近はスマホのバッテリーの持ちも良いですから、充電器なしのプランで良いと思っています。
ちなみに、ChargeSPOT Wi-Fiの5G非対応版だと、
となっており、5G対応版に比べて、1,100円安いことがわかります。5G非対応のChargeSPOT Wi-Fiは、こちらの記事をどうぞ。
レンタル充電器が使える、とはどういうこと?
ChargeSPOT Wi-Fi 5Gには、レンタル充電器が使えるプランがあります。これ、一体どういうことでしょうか?
ChargeSPOTはもともと、駅やコンビニで、モバイル充電器をレンタルできるサービスです。スマホの電池が減ってきたときに、好きな場所でレンタルして、好きな場所で返却できます。
そんなChargeSPOTの利用権が、ChargeSPOT Wi-Fi 5Gには付いており、
という条件のもと、充電器をレンタルできます。ChargeSPOTで充電器を普通にレンタルすると、
という料金になります。しかし、ChargeSPOT Wi-Fiなら、たった330円で、最長5日間レンタルできるんです。これも大きな魅力です。
ChargeSPOT Wi-Fi 5Gの速度を測ってみた【実測値】
今回は、ChargeSPOT Wi-Fi 5Gのモバイルルーター「Galaxy 5G mobile Wi-Fi」を使って、通信速度を調べてみました。
通信速度は設定によって変わる
Galaxy 5G mobile Wi-Fiには、速度に影響しそうな設定項目として、
の2つがありました。なので、今回は、その全4パターンで測定してみました。
測定端末はiPhone7で、比較的インターネットが混雑するであろう平日の午後8時台に測定してみました。
測定結果がこちら(平日午後8時台)
最適化モード | ハイパフォーマンスモード | |
---|---|---|
2.4GHz Wi-Fi | 48Mbps | 52Mbps |
5GHz Wi-Fi | 63Mbps | 69Mbps |
予測どおり、5GHz Wi-Fi+ハイパフォーマンスモードで69Mbpsとなり、これが最速でした。
午前11時頃に測定してみると、5GHz+最適化モードで最高85Mbpsほどとなったので、時間帯によってはさらに速いこともあるでしょう。
ちなみに、docomo回線の4G格安SIMだと、20Mbpsくらいにしかなりません。そう考えると、ChargeSPOT Wi-Fi 5Gはかなり速いです。
ChargeSPOT Wi-Fi 5Gモバイルルーターの特徴
今回速度の検証に使ったChargeSPOT Wi-Fi 5Gのモバイルルーター「Galaxy 5G mobile Wi-Fi」の特徴がこちら。
スマホと同じ操作感、見た目
Galaxy 5G mobile Wi-Fiの写真を見てください。
大きなタッチパネルがあるため、見た目はスマホとそっくりなんです。iPhoneと並べてみても、スマホが2台並んでいるようにしか見えません。
タッチパネルのお陰で、Wi-Fiの設定変更や、通信量の確認がとてもしやすいです。スマホと同じような感覚で操作できるので、機械が苦手な方でも大丈夫。
一点スマホと明らかに違う点があるとすれば、それは、自立スタンドがついていること。背面に折りたたみ式のスタンドがついていて、こんな風に立てられます。
QRコードでWi-Fi接続可・USBテザリングもできる
そして、QRコードによるWi-Fi接続やUSBテザリングもできました。
以下のように、タッチパネルに表示されるQRコードをスキャンすることで、スマホやタブレットをかんたんに接続できます。
家族や友人にWi-Fiを使わせてあげたいときなんかには、大いに役立ちそうです。
また、Type-CケーブルでのUSBテザリングにも対応しています。Wi-Fiの使えないデスクトップPCとも接続できますね。
モバイルバッテリーにもなる
Galaxy 5G mobile Wi-FiのType-C端子と、iPhoneのlightning端子を接続してみたところ、なんとiPhoneの充電が始まりました。
なんとGalaxy 5G mobile Wi-Fiそのものが、モバイルバッテリーとしても使えるみたいです。
ChargeSPOT Wi-Fi 5Gでは、レンタル充電器もつけられます。でも、Wi-Fiルーターがモバイルルーターになってしまうなら、正直レンタル充電器付きプランにする必要はないかなと。
積極的に使うことは少ない機能かもしれませんが、いざというときに役立つ便利機能ですよね。
ChargeSPOT Wi-Fi 5Gをおすすめしたい人
以上を踏まえて、ChargeSPOT Wi-Fi 5Gをおすすめしたいのは、こんな方々。
ChargeSPOT Wi-Fi 5Gは、端末代金の相当額が2年間割引されるため、端末が実質無料です。初期費用3,300円と毎月の料金だけで使えるのも、大きなメリットでしょう。
一方、おすすめできないのは、次のケースです。
まず、5G対応のWi-Fiは、従来のWi-Fiよりも高くなっています。速度よりも、安さに重点を置くのであれば、5G非対応のChargeSPOT Wi-Fiや他社のWi-Fiを検討するのがおすすめです。
また、ChargeSPOT Wi-Fi 5Gは、24ヶ月以内で解約すると、端末代金相当の割引がなくなり、端末代金の残債を請求されます。レンタルWi-Fiではないので、短期間の利用には向いていません。
以上、ChargeSPOT Wi-Fi 5Gを、実機レビューしつつ、紹介しました。長期的に高速なWi-Fiルーターを使いたい、という方には、ぜひおすすめしたい製品です。
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