Microsoft Officeの値段高すぎ。たまにしか使わないのに、年間1万円以上も払えないよ。
そうです。そうです。ExcelやWord、PowerPointを始めとするMicrosoft Officeは高すぎる。でも、ときどき必要になることもありますよね。
そんなときに役立つOffice互換フリーソフトを6つ紹介します。どのくらいの互換性があるのかも説明します。
完全無料で継続して使えるものだけを紹介しています。最初の7日間無料とかはずるいので紹介しません。
LibreOffice
無料のOffice互換フリーソフトといえば、LibreOfficeが一番有名です。
見た目こそOfficeと違うものの、かなり活発な開発のおかげで作り込まれています。
多くのLinuxに同梱されているオフィススイートでもあり、MicrosoftとGoogleの製品に続き世界で3番目のシェアを誇ります。
Office互換のフリーソフトをお探しなら、まずはLibreOfficeをインストールするのがおすすめです。
公式サイト | https://www.libreoffice.org/ |
料金 | 無料 |
商用利用 | 無料 |
含まれるソフトウェア | Writer(ワープロ), Calc(表計算), Impress(プレゼンテーション), Draw(図形描画), Base(データベース), Math(数式処理) |
開発状況 | 有志が毎日開発 |
OpenOffice
OpenOfficeは、Apache Software Foundation(アパッチソフトウェア財団)が開発しているオフィススイート。Libre Office同様オープンソースで有志が開発しています。
含まれるソフトはLibre Officeと同じですが、開発の活発さや機能はLibre Officeに劣ります。
UIもモダンなデザインではありませんが、昔のWindowsソフトなどに似ているため、使う人によってはOpenOfficeの方が馴染みやすく、結果としてストレスなく使えるかもしれません。
公式サイト | https://www.openoffice.org/ |
料金 | 無料 |
商用利用 | 無料 |
含まれるソフトウェア | Writer(ワープロ), Calc(表計算), Impress(プレゼンテーション), Draw(図形描画), Base(データベース), Math(数式処理) |
開発状況 | 有志が開発・定期的に更新されるが、活発さはLibre Officeに劣る |
OfficeSuite 無料版
OfficeSuiteは、Microsoft Officeとよく似た画面レイアウト、メニューをもつオフィススイートです。名前のまんまですね。
Microsoft Officeと雰囲気が似ているので、Microsoft Officeに慣れている方なら簡単に使えます。慣れていなくても、機能面がシンプルになっているため操作は難しくありません。
無料版で一通り基本機能は揃いますが、有料版ではPDFへの書き出しなどができるようになります。通常利用の上では、無料版でも十分でしょう。
販売ページ | https://amzn.to/3DdcAVP(Amazon.co.jp) |
料金 | 無料(有料版あり) |
商用利用 | 無料 |
含まれるソフトウェア | Writer(ワープロ), Calc(表計算), Impress(プレゼンテーション), PDF |
開発状況 | MobiSystems Inc.が開発 |
Microsoft Officeとの互換性を中心に、以下の記事でレビューしました。
iWork(Pages/Numbers/Keynote)
iWorkは、Macに標準搭載されているオフィススイートです。iPadやiPhoneでも使えます。Web版もありますが、事実上Appleユーザーしか使えません。
他のソフトとはかなり見た目が異なり、使い方に戸惑うことがありますが、シンプルな配色でデザイン性の高いグラフや資料が作れます。
僕はNumbersのグラフが気に入っており、表計算ソフトだけはExcelとNumbersの2つを使い分けています。
公式サイト | https://www.apple.com/jp/iwork/ |
料金 | 無料 |
商用利用 | 無料 |
含まれるソフトウェア | Pages(ワープロ), Numbers(表計算), Keynote(プレゼンテーション) |
開発状況 | Apple Inc.が開発 |
Microsoft 365 無料版
Microsoft 365 無料版は知っている人も多いのではないしょうか。Microsoft Officeのオンライン版です。以前はOffice Onlineという名前でした。
Office公式のオンライン版というと聞こえはいいですが、機能が限られており、他のフリーソフトよりもできることは少ないです。たとえば、縦書きが不可能。
人からもらった文書を少しいじれればいいとか、そういうレベルでの利用に限定されるかなと思います。
公式サイト | https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/free-productivity-apps |
料金 | 無料 |
商用利用 | 無料 |
含まれるソフトウェア | Word, Excel, PowerPoint |
開発状況 | Microsoft Corporationが開発 |
Google Docs/Spreadsheet/Slides
Google Docs/Spreadsheet/Slidesも実は、Microsoft Officeと互換性を持っています。
昔はGoogle独自の形式に変換する必要がありましたが、今では、.xlsxや.docx、.pptxなどの拡張子ふのファイルをそのままGoogle上で編集できます。
とはいえ、こちらもオンラインゆえに機能が限られており、縦書きは非対応です。でも、最近はあちこちで使われてますし、Googleアカウントさせあれば使えるので有力な候補ではありますね。
公式サイト(Spreadsheet) | https://www.google.com/sheets/about/ |
料金 | 無料 |
商用利用 | 無料 |
含まれるソフトウェア | Docs(ワープロ), Spreadsheet(表計算), Slides(プレゼンテーション) |
開発状況 | Google LLCが開発 |
Office互換フリーソフトの互換性ってどのくらい?
Office互換のフリーソフトを探すとき、たぶん一番気になるのがその互換性。
表示が崩れてしまったり、特定の関数が使えなかったりするとめちゃくちゃ不便です。
基本的な機能は使える
Microsoft Officeの基本的な機能は、どのフリーソフトでも使用可能です。基本的な機能とは、
などです。これだけでも意外と作れる書類の幅は広くて、複雑なデザインや機能をつけない限りだいたいの書類や資料は作れます。
マクロは無理
残念ながら、Microsoft Officeのマクロ=VBA(Visual Basic for Applications)と互換性のあるフリーソフトはありません。
同じようにマクロ機能がついているフリーソフトはありますが、Pythonだったり、JavaScriptだったり、使える言語も実装方法も全然違います。
ワードアートなどの装飾も無理
また、ワードアートなどの装飾も使えません。
写真として挿入している装飾はそのまま使えることがありますが、ワードアートは使えません。また、プレゼンテーションで使うアニメーションもうまく反映できない可能性が高いです。
たとえば、PowerPointで作ったスライドをGoogle Slideに読み込ませると、アニメーションがなかったことになってしまいます。
Office互換フリーソフトはいろいろ試して決めるべし
以上Office互換フリーソフトを6つ紹介しました。どう選ぶのが良いでしょうか?
ベストな方法は、色々試してみる、ということ。
必要な機能レベルが人によって異なる
扱う資料や使う頻度、使う環境など、人によって必要な機能が異なってきます。
Microsoft Officeを基準に考えるなら、どれも何かが欠けているわけですが、人によってはそれでも問題がなかったり、逆に縦書きのような特定の機能がないと困る人もいるはず。
この部分は、千差万別なので手を動かして試してほしい。
おすすめはOfficeSuite
筆者としてのおすすめは、OfficeSuite無料版です。オンラインで使うタイプでなく、かつ、互換性が高いから。
一企業が開発しているだけあって、デザインや操作感がMicrosoft Officeに似ていますし、互換性も十分です。
有料版だと、PDFへの書き出しなどができますが、ただ書類を作成、編集するだけなら不要です。さすがにビジネス用途で使うなら、有料版のほうが良いです。
裏技:Microsoft Officeを激安で買う方法
多くの場合、Microsoft Officeが高すぎるからフリーソフトを探しているんだと思います。完全に裏技ですが、Microsoft Officeを激安で購入する方法があります。
それは、ヤフーショッピングです。ヤフーショッピングで検索してみると、たくさん売っています。しかも数百円〜と異常な安さ。
» microsoft office(パソコン用ソフトウェア)の商品一覧 | スマホ、タブレット、パソコン 通販 – Yahoo!ショッピング
訳ありなライセンスなので激安なのですが、これが使えたりします。決して推奨はしませんが、こういう選択肢もなくはないですね。
無料製品だけでなく、有料(格安あり)を含むオフィスソフトは、こちらを確認してみてください。
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