PR

クアラルンプールからシンガポールにバスで行くには?準備と注意点

クアラルンプールからシンガポールへ行く方法には、

  • 航空機
  • バス
  • 電車

の3つがあります。

「そうかー、航空機じゃなくてもバスでも行けるのかー。クアラルンプールからシンガポールへバスで行ってみようかな。」と思った方に向けて、バスで行くときの料金や所要時間、そして必要な準備などを紹介したい。

実は筆者は、先日クアラルンプールからシンガポールへバスで移動しており、それを基に書いています。なので、経験に基づく情報かつ2022年11月末の最新情報です。

クアラルンプールからシンガポールへバスで行く方法

クアラルンプールからシンガポールへバスで行く方法はシンプルで、バスのチケットをネットで予約して当日バスに乗る、たったそれだけ。

途中でバスを乗り換える必要はありませんし、また、バスのチケットを現地で買いに行く必要もありません。

バス移動の所要時間と料金

クアラルンプールからシンガポールへのバス移動の所要時間は、5時間〜8時間程度です。料金は、RM50(=約1550円)〜RM120(=3800円程度)まで幅広くあります。

僕が移動した際は、7時間半ほどかかりました。バス移動の所要時間は、道路状況や出入国の手続きによって変わってきます。

料金が異なる複数のバス会社がバスを運行

クアラルンプールからシンガポール行きのバスを運行する会社は多く存在し、それぞれの会社が違った料金・サービス内容で運行しています。

とにかく安い普通の長距離バスから、3列シートでゆったり広々としたバスまで様々なバスが運行されています。出発の時間帯もバラバラで、昼間に出発するものもあれば、深夜に出発する夜行バスだってあります。

僕は、午後に出発するKKKLの高めのバスに乗りました。

バスのルートは大きく分けて2つ

また、バスのルートは大きく分けて2つあります。途中で使うサービスエリアなどは、同じバス会社でもドライバーやその日の状況で異なるようですが、バスルートは、

  • ジョホールバル中心部からウッドランズを通り、シンガポール中心部へ行くルート
  • ジョホールバル中心部は通らずに、ツナスを通って、シンガポール中心部へ行くパターン

の2つがあります。前者が有名ですが、僕が利用したバスは後者のルートを使っていました。

オンラインで比較・予約できる

クアラルンプールからシンガポールへ行くバスのチケットは、オンラインで購入できます。

BusOnlineTicket.comというバス予約サイトで複数のバス会社のバスを一括比較した上で、予約することができ便利です。

マレーシアの現地の人もこのサイトを使うと言っていたので、このサイトを使えば確実。バス会社のサイトで申し込める場合もありますが、料金は同じです。

クアラルンプールからシンガポールへKKKLのバスで行ってみた

クアラルンプールからシンガポールへのバス移動を軽くまとめたところで、実際に僕が移動した際の流れを紹介します。

こういうのは、大まかでも流れが分かっていた方が安心だと思うので、ぜひ参考にしてみてください。

KKKLのKLセントラル→地下鉄ブギス駅のバスチケットを購入

利用したバスチケットはこちら。もちろんBusOnlineTicket.comで予約しました。

バス会社KKKL Travel & Tours
出発KLセントラル13時15分
到着MRTブギス20時38分(実際の時刻)
料金RM116.20=約3600円

クアラルンプールからシンガポール行きのバスとしては、かなり高級なバスを予約しています。しかし、それでも約3700円。

席は3列でフットレストもあり広々としていました。

バスの席は広々としている。そして、綺麗。
バスの席は広々としている。そして、綺麗。

ちなみに、バスの到着時刻はチケットには書いていませんでした。交通状況などによって大幅に変わることがあるからでしょう。

KLセントラルでバスに乗車

出発当日、まずはKLセントラルでバスに乗車します。

KLセントラルでバスの乗車する

10分くらい前に行きましたがバスは来ておらず、13時14分にバスがやってきました。チケットを見せる必要はなく、名前を言うだけで乗せてくれました。手荷物の積み込みはセルフサービスです。

今回利用したKKKLのシンガポール行きバス

ちなみにすぐにバスは出発せず、お客さんが全員揃うまで10分くらい待たされました。添乗員のおじさんが駅のまわりで乗客を探し回っていました。

普通こういうのは定刻通りにいないと置いてかれると思うので意外です。高いバスにしたこともあるのか、添乗員さんが丁寧でびっくり。

バスの車内にはUSB電源、Wi-Fiあり

バスの車内はとてもゆったりとしていました。座席は全部で20席以上ありましたが、乗っていたのは8人だけ。ガラガラです。

各座席にはUSB電源が完備され、さらには、無料のWi-Fiもあるため、気兼ねなくインターネットを利用できます。

各座席にはUSB電源がある

なお、この無料Wi-Fiは、シンガポールへ入ると繋がらなくなりました。マレーシアだけで使えるようです。

Wi-Fiも無料で使うことができる

Wi-Fiのパスワード電源については、添乗員のおじさんがアナウンスしており、また、途中での停車についても出発直後に説明がありました。

サービスエリアに2回停車

数時間以上走行したところで、バスが燃料補給のためにサービスエリアに入り、このタイミングでトイレ休憩ができました。

サービスエリアなので、食堂や売店もかなりありましたが、ここではトイレだけを済ませてすぐに戻ってくるようにとの指示。

ガソリンスタンドの他、売店や食堂もあるが、ここではトイレ休憩だけ。
ここでは食堂には行けない

燃料補給後しばらく走って、今度は高速道路の外のサービスエリアに入りました。ここでは、夕食を食べろとのことで25分間停車しました。

郊外ということもあり、物価は非常に安いです。しかし、現金を十分に持っていなかった僕は、謎のバン?しか買えませんでした。

フードコートは多くの人で賑わっている。
フードコート

RM10くらいはバス乗車前に残っていると良さそう。クレジットカードはお土産屋さんでしか使えません。

フードコートの隣にはお土産屋さんもある。
お土産屋さんもある

マレーシアを出国

そのあとはひたすら国境を目指して走る。そして、まずはマレーシアを出国。

乗客は全員バスから降ろされ、マレーシアの出国手続きをします。出国審査は、マレーシア人と外国人で分けたあり、外国人の方の列は混雑していました。

マレーシアを出国する。

出国手続きを終えたらまたバスに乗り込みます。近くには、Checkpointという売店もあるので、小腹が空いていたらものを買うこともできます。

出国したらバスに戻る。売店がある。
Checkpointという売店がある

シンガポールへ入国

マレーシアを出国したら、橋を渡ってシンガポールに入ります。

バスの照明は橋を渡る間は消されており、外の景色を楽しめました。シンガポールのチェックポイントに近づくと、照明が再び点灯。

景色を楽しむためのささやかな気遣いだとしたら、すごい。。

シンガポールのチェックポイントはとても綺麗な建物でまるで日本のようでした。

シンガポールへ入国する
設備が綺麗

まず、税関があり、手荷物検査をされます。ここに少し並びましたが、その後の入国手続きは簡単でした。

すべて自動化されており、画面の指示に従ってパスポートをスキャンしたり、指紋をとったりするだけ。なお、SG Arrival Cardの事前登録が必要で、これをしていないとこの自動入国に失敗するはずです。

再びバスに乗車、ブギスに到着

入国したら、再びバスに乗車します。僕が利用したツナスチェックポイントは、徒歩で外へ出ることを厳しく制限しており、バスに乗らないと外へ出れないようになっていました。

なので、おそらく置いてきぼりにはなりませんが、心配なのでじっとバスを待ちました。乗車して一度違う場所に止まった後、バスは最終目的地の地下鉄ブギス駅に到着。

かなり疲れました。通信手段がなかったので、まずは近くでSIMカードを購入しました。

クアラルンプールからシンガポールへバスで行くときの注意点

僕のバス乗車記録でした。最後に、バスに乗って気づいた注意点をシェアしときます。

シンガポールへの入国には事前登録が必要

まず、シンガポールへの入国には事前登録が必要でした。

SG Arrival Cardをスマホで申請しなければなりません。パスポートさえあれば特段必要な書類はなく、簡単に申請できます。

MyICA Mobileというアプリをスマホにダウンロードして、あとは指示に従うだけ。

MyICA Mobile

MyICA Mobile

Immigration & Checkpoints Authority of Singapore無料posted withアプリーチ

が、申請にはバスの車両番号が必要なので、バス乗車前に申請することはできませんでした。僕は、バスの車両番号を確認したあと、車内のWi-Fiを使って申請しました。

入国すると、登録したメールに入国を許可!みたいなメールが来ていました。

国境で取り残されないように

シンガポールで他の日本人にあったのですが、なんと彼は入国手続き(ウッドランズ)に時間がかかり、バスに置き去りにされたらしい。

このパターンをよくあるみたいですが、避けたいところです。時間がかかってしまったらどうしようもありませんが、国境で取り残されないように、なるべく急いだ方が良さそうです。

国境で取り残されるとどうなる?

じゃあ国境で取り残されるとどうなるのか?上の人の話でも、ネットの情報を見ても、結局他のバスに交渉して乗るしかないみたいです。

時間もかかるし、精神的にもつかれるので、嫌ですね。。。

なお、上記の事例はウッドランズなので、今回利用したツナスでも起こるのかは不明です。

今回利用したバス会社とバスの予約方法

最後に、僕が今回利用したバス会社とそのバスの予約方法を紹介します。

添乗員さんは東南アジアにしてはとてもきちんと仕事をしており、バスの車内もとても綺麗で当たりでした。相場より2倍くらい高かったですが、その料金に値するバスでした。

バス会社は「KKKL Travel & Tours」

バス会社の名前は「KKKL Travel & Tours」でした。「KKKL Express」というのもありますが、それとは異なります。サイト上では「KKKL Express(PZ)」と表記されていました。

おそらくKKKLグループの中に複数のバス会社があるのでしょう。

BusOnlineTicket.comで予約(現地人も推奨 )

チケットはBusOnlineTicket.comで予約しました。出発地と目的地を入力すると、

  • バス会社
  • 出発時刻
  • 料金

を調べ上げて、まとめて教えてくれる便利なサイトです。バス会社同士の比較もとても楽でした。そしてレビューも見れます。

マレーシアの現地人も、このサイトを勧めてきたのでこれで間違いはないのかなと。当日も全く問題なく乗車できました。

座席もこのようにかんたんに選べます。

座席もオンラインでかんたんに選ぶことができる

チケットの印刷は不要

なお、BusOnlineTicket.comで予約したチケットの印刷は不要です。サイトには、確認メールを見せればいい、と書いてありましたが、それさえ要らなかった。

添乗員さんに、自分の名前を言ったらすぐに乗せてもらえました。この辺は結構適当みたいですねー。でも、こういうのが東南アジアの面白いところ。

クアラルンプールからシンガポールへバスで行ってみよう

以上、クアラルンプールからシンガポールへバスで行く方法をお伝えしました。

LCCを使えば格安で空の旅をできる時代ですが、バスでの旅も面白いです。渋滞にハマりさえしなければ、飛行機移動と全体の所要時間はそこまで変わらない気さえします。

しかも、格安でゆったりとしたシートに座れるので快適です。バスか飛行機で迷ったら、バスを使ってみてもいいんじゃないでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました