格安SIMは音声通話なしでいい？1年で感じたメリット・デメリット

「音声通話なしの格安SIMのメリット・デメリットを知りたい」「あと、音声通話のないSIMでLINEなどのSNSが使えるのかも知りたい」

こんな疑問に答えます。僕は、1年以上音声通話なしのSIMを使っています。その経験をもとに、音声通話なしのSIMのメリット・デメリットはもちろん、LINEなどのSNSが使えるのかどうかについてまとめてみました。

この記事の内容は次の通りです。音声通話なしの格安SIMを検討中の方には、参考になると思います。

格安SIMは音声通話なしでいい？

結論から言うと、音声通話なしでも全然問題ないと思います。理由は、３つあります。

では、順番に解説していきます。

まず、電話をすることがなければ、音声通話は必要ありません。最近は、LINE通話やSkypeなどでも通話ができるようになったので、電話番号を使う電話はあまりしないと思います。

ですから、仕事でプライベートの電話番号を交換する場合でもない限り、音声通話がなくても、あまり問題ではないかと。実際に、僕も１年以上音声通話なしのSIMを使っていますが、特に困ったことはありませんでした。

音声通話なしのSIMを契約するときに気になるのが、LINEなどのSNSが使えるのかどうか、ではないでしょうか？

実はLINEなどは「SMS＋データのSIM」を契約すれば使うことができます。SMS＋データのSIMには音声通話は含まれていないのですが、SMS（ショートメッセージ・Cメール）専用の電話番号が付いています。

LINEなどの登録は、SMSが受信できれば問題なしなので、音声通話はなくても大丈夫なんです。

「音声通話なしのSIMにしたいけど、音声通話が必要になったらどうしよう」こんな風に思われるかもしれません。

これも、簡単に解決することができます。音声通話なしのSIMでも、050の電話番号なら、追加で取得することが可能です。

050の電話番号は、インターネット回線を使うIP電話の番号で、誰でも安く取得することができます。この050の番号では、音声通話をすることができます。インターネットが使えるSIMであれば、携帯電話会社との契約に関係なく取得できます。

僕は050の電話番号を取得しており、My050という基本無料のサービスを使っています。詳しくは、下の記事で紹介しているので、興味のある方はご覧ください。

確認なのですが、そもそもSIMには3種類あります。

音声通話+データ通信のSIMは、定番で、通話はもちろん、SMS、インターネットなどすべての機能を使うことができます。

一方、SMS+データ通信のSIMには、SMS専用の電話番号が付いており、使えるのは、SMS（ショートメッセージ）とインターネットだけです。

そして、データ通信のみのSIMは、インターネット接続のみ使えるSIMです。もちろん電話番号は付いていません。

ここで勘違いしやしすいのが、データ通信だけでもLINEやSkype、Messangerなどの通話機能、ビデオ通話は使うことができるところです。これらのサービスは、電話回線ではなく、インターネット回線を使っているからです。ただ、登録にはSMSが必要なこともあるので注意しましょう。

音声通話なしSIMの一番のメリットは、必要最小限の機能に絞ることで、利用料金が安くなるということです。

僕は、iijmioというプロバイダーを使っており、データ3GB+SMSのプランで月額1500円程度ですんでいます。大手のドコモやソフトバンク、auなどで契約すると3000円以上はするのでかなり安くなっています。

また、音声通話以外の機能は普通に利用できるので、音声通話を利用しない立場としては、かなりコストパフォマンスがよいと思います。

音声通話なしのデメリットは、基本的にはないです。もちろん普段から音声通話を使わない人の利用が前提です。

ただ、あるとすれば、緊急通報もできないということです。音声通話なしのSIMを契約する場合、おそらくSMS+データ通信にする方が多いと思います。しかし、SMS専用の電話番号では、119や110、118などの緊急通報もできません。

緊急通報はなかなかしませんし、最悪、誰かからスマホを借りるなどでもなんとかなります。ただ、子供などに持たせる端末は、緊急通報ができたほうが安心だと思います。

音声通話なしのSIMでも、SMS・データ通信はできるので電話をしないという方には、コストパフォマンスもよいので検討する価値があると思います。

一方で、緊急通報ができないなど注意すべき点も頭にとめておく必要があります。

僕は、音声通話なしのSIMでも全然使えると思っています。コスト重視、最小限の機能でいいという方は、ぜひ検討してみてください。