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WPS OfficeのVBAの互換性は?種類による違いも徹底解説

「WPS Officeを購入を検討しているけれど、VBAとの互換性はあるのか?」

こんな方へ。Microsoft Officeは高いですから、安くて有名なWPS OfficeにVBAの互換性があったらいいな、と思っていませんか?

今回は、WPS OfficeでVBAが使えるのかどうか、VBAとの互換性はどの程度あるのか、についてWPS Officeの種類やバージョンごとに詳しく解説します。

WPS OfficeでVBAは使える?

WPS OfficeでVBAは使えるのか?答えは、

WPS Officeのバージョンや種類によって異なる

です。まず、知っておきたいことに、WPS Officeには2つのバージョンがあります。

  • WPS Office 2:Office 2021と互換性がある最新バージョン。
  • KINGSOFT Office 2016:Office 2016と互換性がある古いバージョン。

特に難しいことはなく、WPS Office 2が新しい方で、KINGSOFT Office 2016が古い方というだけですね。ちなみに、KINGSOFT Office 2016は、もう販売が終了しています。

KINGSOFT Officeは、以前使われていたWPS Officeの日本向けの別名であり、WPS Officeと中身は同じものです。

これらを踏まえた上で、VBAの対応状況を見てみてください。

VBAを使えるバージョン・エディション

VBAに対応しているWPS Officeのバージョンとエディション(種類)は、こちらです。

  • WPS Office 2 for Windows Gold Edition
  • WPS Office 2 for Windows Platinum Edition
  • KINGSOFT Office 2016 Standard VBA対応版

上記以外のWPS Officeでは、VBAは使うことができません。

VBAが使えないバージョン・エディション

あえて、VBAの使えないWPS Officeのバージョン・エディションも(一部ですが)明記してみました。これから買おうとしている製品、お持ちの製品が、この中にあれば、残念ながらVBAは使えません。

また、Mac向けのWPS Office for Macには、VBA対応製品がそもそもありません。

  • WPS Office 2 for Windows Personal Edition
  • WPS Office 2 for Windows Personal Plus Edition
  • WPS Office 2 for Windows Standard Edition
  • WPS Office 2 for Windows Standard Plus Edition
  • WPS Office 2 for Windows Deluxe
  • WPS Office 2 for Mac
  • KINGSOFT Office 2016 Standard(VBA非対応版)
  • KINGSOFT Office 2016 Personal

注意すべきこととして、現在WPS Officeの公式サイトで販売されている製品は、いずれもVBAには対応していません。

なので、VBAに対応したWPS Officeを購入するなら、家電量販店に行くか、Amazonなどで買う必要がありますね。

WPS OfficeにおけるVBAの互換性は良い?

意外にも、WPS Officeの公式通販では、VBA対応製品が販売されていません。となると、WPS OfficeにおけるVBAの互換性は、大丈夫なのか?本当に良いのか?と気になってきます。

WPS Office公式の見解

まずは、WPS Office公式のVBA互換性に対するコメントを見てください。このページにかかれているのですが、それによると、

WPS Office(VBA対応製品:Gold EditionとPlatinum Edition)については、Microsoft Office の定数、プロパティ、メソッド、クラス等が一部のみ対応となっており、Microsoft Office で作成したマクロ付きのファイルを実行すると、正常に動作しなかったり、エラーが表示される可能性がございます。

WPS Office VBA対応製品のマクロ対応について

とのこと。VBAと完全な互換性があるわけではなく、一部のみに対応していると分かります。

なお、WPS Officeで実際に自分のVBAマクロが動くのかどうかは、ファイルを送ると調べてくれるとの記載もありました。(WPS Office体験版には、VBAがないので、自分では試せません。)

WPS Officeユーザーはどう思っている?

では、WPS Officeのユーザーはどのように思っているのでしょうか?Twitterでは、WPS OfficeでもVBAを動かしている方はいるようです。

しかし、やはりWPS Officeだと、VBAは諦めることになる、といったツイートもありました。

これに関しては、どのエディションのWPS Officeを使っているかという問題もあります。しかし、公式通販ではVBA対応製品が一切販売されていませんので、VBAの互換性は期待しないほうがいいかもしれません。

見極めのラインがかなり際どいですが、MsgBoxを表示させるだけなのか、それともインターネットから情報を取ってきたりするのか、などVBAの使い方によって、相性がかなり変わってくるでしょう。

VBA対応のWPS Office 2 Gold Editionを購入できる場所は?

現時点でVBAが使えるWPS Officeは「WPS Office 2 for Windows Gold Edition」のみでした。

WPS Office 2 for Windows Platinum Editionは、たしかにVBA対応ですが、現時点でほぼ流通していないようです。

Gold Editionは、公式サイトに説明はあるものの、公式通販では販売していないという謎製品です。そんなGold Editionを購入できる場所は、こちらです。

  • Amazon(商品ページ):円
  • Yahoo!ショッピング(商品ページ):7,390円
  • 家電量販店
  • 楽天市場:取り扱いなし(2023/8/15時点)

筆者が確認した時点では、Yahoo!ショッピングが最も安くて7,390円だったので、理由がない限りはYahoo!ショッピングで購入するのがおすすめです。

楽天市場やYahoo!ショッピングだと、定価より高くなってしまうと思います。家電量販店はなんとも言えませんが、パソコンと一緒に買えば、安くしてもらえるかもしれません。

WPS Office以外のVBA対応ソフト(無料・格安)

今回は、WPS OfficeでVBAが使えるのかどうか、その互換性を解説しました。WPS Office以外にも、実はVBA対応のソフトはあります。

それがこちら。

  • 無料なら、LibreOffice:無料でVBAも一応使えるが、あくまでも一応。
  • 格安なら、Thinkfree Office NEO 7:格安オフィスソフト。VBA対応。

他にもありますが、WPS Office以外で検討するなら、この2つになるでしょう。詳しくは、こちらの記事で解説しました。

予算も気にしながら、これだ!と思ったもので、VBAを使ってみてください。

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