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auひかりのIPアドレスはほぼ固定!10年使って分かった変更条件

「auひかりで割り当てられるIPアドレスは固定されているかどうか知りたい。固定されているように見えるけど、変わることってあるの?」

そういったニッチな疑問に答える記事です。auひかりは、固定IPアドレスなのか、可変IPアドレスなのか分かりづらいですよね。

本記事の筆者は、auひかりホームをこれまで10年間使ってきました。停電や機器の故障、交換も経験してきた今、IPアドレスが変わることはあるのか、変わるとしたらいつなのか、auひかりのIPアドレスについて詳解します。

auひかりのIPアドレスは「ほぼ」固定

結論は上のとおりです。auひかりのIPアドレスは「ほぼ」固定されており、滅多に変わることがありません。

半固定アドレスと言うよりも「ほぼ」固定アドレス

auひかりのIPアドレスは、半固定だと言われることもあります。しかし、10年間使ってきた僕としては、「ほぼ」固定IPアドレスだと言う方が正しいうように感じます。

というのも、滅多にIPアドレスが変わることがないからです。10年間で変わった回数は、わずか数回のみ。数ヶ月や半年ごとに変わってしまう半固定IPアドレスとは少し違います。

どのくらいの期間IPアドレスが固定されるのか

僕の場合、10年のうち少なくとも5年間は同一のIPアドレスが割り当てられていました。

途中で、ホームゲートウェイが故障し、交換したこともあります。しかし、それでもIPアドレスは変わりませんでした。後述しますが、IPアドレスが変わったのは、プラン変更をしたときでした。

auひかりのIPアドレスが変わるタイミングとは?

auひかりのIPアドレスが変わるタイミングとは?

滅多にIPアドレスが変わらないauひかりですが、IPアドレスが変わるタイミングもあります。それはどういうときなのか、僕の経験をもとに紹介します。

auひかりのプランを変更した

auひかりの契約プランを「auひかりホーム1ギガ」を「auひかりホーム5ギガ」に変えたところ、IPアドレスが変わりました。

auひかりホーム1ギガからauひかりホーム5ギガへの変更では、ONUとホームゲートウェイの交換が必要でした。なので、プラン変更でIPアドレスが変わるとは言い切れませんね。

機器(ONU)を交換した

ONUを交換したときは、IPアドレスが変わる可能性が高いと感じています。次のような経験があるからです。

  • ホームゲートウェイだけを交換する→IPアドレスが変わらない
  • ONUとホームゲートウェイを交換する→IPアドレスが変わる
  • (ONUだけを交換する→したことがあるものの、IPアドレスは未確認)

残念ながらONUだけを交換したときのデータがありません。しかし、ホームゲートウェイのみの交換では、IPアドレスが変わっていないため、ONUの交換がIPアドレス変更のトリガーとなる可能性は高いと言えます。

注意:停電してもIPアドレスは変わらない

auひかりのIPアドレスは、機器の電源の抜き差しや停電では変わりません。

実際に配線の変更のため、3回ほど機器の電源を抜きましたが、いずれの場合もIPアドレスの変更にはつながりませんでした。また、局地的な3時間ほどの停電が起きた際も、IPアドレスは変わりませんでした。

auひかりのIPアドレスは手動で変更できる?

auひかりのIPアドレスは手動で変更できる?

ここで気になるのが、「auひかりのIPアドレスを変更できるのか」ということ。auひかりを利用して、サーバーを公開する場合などは、

  • auひかりから割り当てられたIPアドレスへ外部から攻撃されるようになった
  • auひかりから割り当てられたIPアドレスがブラックリストに載ってしまった

といった理由で、割り当てられるIPアドレスをどうしても変更したいときがあるかもしれません。

IPアドレスはほぼ固定なので、変更できない

そういった場合、auひかりではIPアドレスを変更することが非常に困難です。

24時間以上電源を切ったらIPアドレスが変更されたとか、ONUにパソコンを直接繋げばIPアドレスが変わるとか、手動で変更できた事例もある一方で、確実な方法がありません。

auひかりはIPアドレスがとにかく変わりづらいため、変更するのはかなり難しいのが事実です。

まとめ:auひかりは固定IPが欲しい人には便利

まとめ:auひかりは固定IPが欲しい人には便利

最後にもう一度。auひかりのIPアドレスはほぼ固定です。僕の場合少なくとも5年以上同一のIPアドレスが割り当てられていました。

auひかり公式には、固定IPアドレスとの表記はない一方で、かなり長期間にわたり同一のグローバルIPアドレスが使用できることから、auひかりは固定IPアドレスだと考えてもよいでしょう。

フレッツ光などと異なり、追加料金なしで固定できる

この記事を読まれた方の多くは、固定のIPアドレスがほしい方だと思います。その場合は、auひかりはかなり都合が良いです。

  • グローバルIPv4アドレスが1つほぼ固定で割り当てられる
  • グローバルIPv6アドレスの/64空間(=IPv6アドレス1844京個相当)が固定で割り当てられる

など、フレッツ光やケーブルテレビ回線にはないような特徴があります。そして、フレッツ光のようにIP固定のための追加料金もありません。

どうしても完全に固定したいなら、IP固定のVPNを使うべき

なお、auひかりのIPアドレスはあくまでも「ほぼ」固定でした。どうしても完全に固定したいなら、IPアドレス固定のVPNサービスを使うしかありません。

IPアドレス固定のVPNサービスなら、いつ、どこにいても同じIPアドレスを用いて通信することができます。

基本的には5年以上IPアドレスが変わらないこともあるわけなので、こういったサービスの契約は不要なはず。VPNサービスは安くないのと、サーバー公開用途などには使えないので、auひかりを使っているならあまりおすすめできません。

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