ブログを書いていると意外と忘れがちなことってあるんですよね。SEOとかライティングとかは意識する人が多そうですが、みなさんはバックアップ取ってますか?
この記事では、僕が経験した恐ろしいサーバー障害とどうなったのかを教訓としてお伝えしようと思います。
僕があった障害の詳細:
バックアップ取ってない→今すぐやってください
本題に入る前に、自分の運営するブログやサイトのバックアップを取っていない方はいますぐ取ってください。僕の一番の後悔はバックアップをきちんと取っていなかったことです。サーバー会社とのやりとりで最終的に復旧してもらえましたが、今でも仮に復旧できなかったら相当精神的にきつかっただろうなあと思うくらいです。。本当に消えたとなると相当なダメージを受けると思うのでバックアップはとにかく取ってください。
サーバー障害から学んだこと
まさか、自分が、と思う限りですが、起きるときは起きてしまうんだなと思いました。やはりバックアップの重要さを感じました。また、使うサーバーを見直すことも必要かなと思っています。格安サーバーだと、自動バックアップやサポート体制が整っていないことも考えられます。XサーバーやMixHostなどある程度信頼できるサーバーを使うべきであるといえるかもしれません。ただ、きちんとバックアップを取っていれば格安サーバーでも問題はない気がします。その他色々も含めてまとめると、
こんなもんですかね。では、僕が受けた障害の詳細を説明します。
障害が起きたサーバー
まず、使っている(今も)サーバーについて。
コアサーバーのCORE-MINIを使っています。いわゆる格安サーバーです。コアサーバーはGMO系のレンタルサーバーサービスですね。GMOデジロックという会社が運営しています。
ある日突然アクセスできなくなる
まずは僕がどういうサーバー障害にあったのかということを書きますね。
夕方帰宅して、夜にブログでも書こうと思って、いつもどおりダッシュボードを開こうとすると、なぜかサイトにアクセスできなくなっていました。サーバーからエラーが出るとかでもなく、「応答がありません」のメッセージが表示されました。自宅のインターネットがおかしくなったのかと思い、スマホの4G回線で試したみましたが、それでも繋がらず。もしやって感じでサーバー会社の障害情報ページを見てみると、なんと僕の利用しているサーバーで障害が起きていたのです。ただそのときは「サーバー障害か、回復を待てばいいんだろ、面倒くさいな」くらいにしか思ってなかったです。
気づかないうちにサーバー障害が起きている
サーバー障害が原因でアクセスができなくなっているというのはひとまず分かったとして、やっぱりどういう障害が起きているのか知りたくなりますよね。詳細ページを見ていると、なんと、障害の発生はその日の早朝だったんです。つまり、全く気づかないうちにサーバー障害が起きていたこちになります。ほとんどの人は自分のブログに記事を書く以外でアクセスすることはないと思うので、たしかに障害が起きていてもすぐには気づかないでしょうし、おそらく気づけないのではないかなと思いました。
復旧したはずなのに……
その日はブログの投稿を諦め、翌日障害情報ページをみていみると、どうやら高負荷は続いてるけ復旧したとのこと。それでブログがきちんと表示できるか確認しようとブログにアクセスしたら、今度は「データベース接続確立エラー」というのが出ていました。おそらく高負荷の影響で処理が追いつかないのだろうと思い、後でみることに。
帰宅して、障害情報ページをみると、「データ復旧完了」したらしいのでもう一度ブログを見てみました。しかし、今度はなぜか「WordPressのインストール画面」が表示されました。そのときの画面がこちら。
なんとアクセスすれば誰でもインストールが実行できる状態になっていたのです。流石に危ないと思い、まずはベーシック認証を設定しました。
原因をネットで調べたところ、「データーベースがおかしい」らしいとわかったので、PHPMyAdminで中身を確認してみました。
ログインまではすべてできたのですが、なんと、「このデータベースにはテーブルが存在しません」とのメッセージが。なんども確認しましたが、テーブルが存在しないの一点張り。他のデーターベースはどうなったのかなと思って、同じように確認したのですが、テーブルが全部消えている。絶望。
とにかくどうにかしなければと思い、サーバー会社に問い合わせをしました。
高負荷による影響→実はデータ消失
次の日サーバー会社から回答を得たのですが、「高負荷による影響」なのでもう少し様子を見てほしいとのこと。たしかにFTPの速度やサイト自体の応答速度が著しく落ちていたのでそうかと思い、しばらく待つことに。
そして、同じ日に追加で連絡をもらいました。一部のファイルで整合性が取れておらず、確認に時間を要しているから、やはり待ってほしいとのことでした。
仕方がないので、僕の所有するデータベースがどうなっているのか分かり次第連絡をしてくれ、と返信。正直なところ、もうこのあたりで絶望というか諦めに入りかけていました。なぜなら、僕自身はバックアップを殆どと言っていいくらい取っていなかったからです。最後のバックアップは3月(障害発生の7ヶ月前)でした。
復旧可能データは5ヶ月前
さらに一週間くらいして、再び連絡が来ました。サーバー会社で確認できた整合性のあるバックアップデータが2019年6月時点のものしかないので、それで復旧したいとの主旨でした。このブログは2019年6月にはまだ存在さえせず、もう一つのサイトも更新量を考えると、自分のバックアップよりマシとはいえ最悪でした。
最新のデータで復旧できるのではないか
ちょうどその連絡を受けた日にサーバーの公式ページに障害についての説明が掲載されたので、みてみました。すると、障害発生時点から復旧ができるようになったと書いてありました。しかし、なおデータ異常がある場合は自分で復旧してくれとの文も。
僕自身はこのときこんな解釈をしました。サーバー会社は10月28日(障害発生時)のバックアップデータで復旧が可能になった。けど、もう6月時点のデータで復旧してしまった人もいるし、まだ問題があるなら、自分で直してね。こんな感じかなと。
諦めずにサーバー会社に頼みこむ←重要!
とにかく、最新のデータで復旧をしてほしかったので、もうこれは頼み込むしかない、と思い、お問い合わせをしました。時間がいくらかかっても良いこと、追加費用も検討することを誠意を込めて説明し、さらに、詳細をまとめたものを送りました。ほんとはなんでこんなことになるんだと怒りたくなるところですが、相手も人間です。嫌なことを言ってくる人には対応したいと思わないでしょうし、この人どうにかしてあげたいと思えばどうにかしてくれるかもしれません。
復旧した!
その後何度か連絡があり、最終的にデータベースを復旧してもらうことができました。本当に安堵しましたし、もう二度とこんなことになりたくないと強く感じました。まずは、バックアップをとりました。およそ3週間かかりましたが、復旧することができたんです。ほんとうに良かったなと思う限りです。
バックアップを取ってない方はすぐにとってください
これが今回伝えたい一番のことです。
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