「話題のあのChromebookを買いたいんだけど、買った後に公開したくないから、Chromebookのデメリットを知りたい」
今話題のChromebookですが、デメリットも気になりますよね。この記事では、そんなChromebookを買う前に知っておくべきデメリットを、ずばり紹介します。
著者について
1年以上Chromebookを使っている学生です。MacやWindowsも使っているので、それとの比較もしながらChromebookのデメリットを包み隠さず紹介します。
ステマサイトでは紹介されないような問題点などにも触れていくので、この記事の信頼性担保になると思います。
買う前に知るべきChromebookのデメリット

買う前に知ってほしいChromebookのデメリットは次の通りです。
では、それぞれ一体どういう点がデメリットなのか、順に解説していきますね。
①Googleサービスの使用が大前提
Chromebookは、Googleが中心となって展開しているブランド。PC本体はASUSやAcer、HPなどいろいろですが、PC自体はGoogleサービスを使うように設計されています。
そもそも「Chrome OS」というGoogle独自のOSを搭載していて、Google Chrome上で動作するアプリを使うことが前提です。
こんな感じになっています。なので、Googleサービスの使用がほぼ必須であり、使いたくない人にとってはデメリットです。
Googleドキュメントは縦書きに非対応なのが致命的です。
②ストレージの容量が小さい
①で触れたように、Chromebookでのファイル保存は「Googleドライブ」が前提です。
そのため、ほとんどのChromebookに搭載されているストレージ容量は16GB〜32GB程度と非常に少ないです。

普通にChromebook本体じゃなくて、Googleドライブに保存すればいいのでは?
こう思う方もいるかもしれません。しかし、Googleドライブで15GB以上を保存する場合は、有料の「Google One」を購入しなければなりません。
一番安い50GBのプランでも月額250円を払い続ける必要があります。
2020/11/20追記:最近のChromebookは、128GB以上のモデルも多くなってきており、格安のモデルを除けば、デメリットではなくなりつつあります。
③デスクトップアプリが使えない
Chromebookに搭載されているOSは、Chrome OSというGoogle独自のOSです。
このChrome OSはWindowsやMacと互換性がありません。つまり、WindowsやMacで動く大半のアプリは使えないのです。
Windowsでしか動かないアプリはどう頑張ってもChrome OSで動かすのは無理です。使いたいアプリが使えないリスクもあるので、よく考えるべき問題です。
④スペックが低い
Chromebookは、ブラウザ上で動く軽いアプリの使用を想定しています。そのため、Chromebook本体のスペックはとてつもなく低いのが事実です。
一般的なPCでは、インテル製のCPUが搭載されていることが多いですが、Chromebookは名もなきメーカーのCPUが採用されていることも多いです。
仮にChromebookで動くアプリでも、重い処理を必要とするものはもっさりとした動作になり、ストレスが溜まります。
メモリも4GBが多く、Google Chromeでタブを大量に開くこともできないので、実は大きなデメリット。購入するChromebookのスペックを目的にあわせて選ぶことも大切。
⑤Wi-Fi(インターネット)がないと使い物にならない
Chromebookは、Wi-Fi(インターネット接続)がないと使い物になりません。それもそのはず、Googleのサービスの使用が前提となっているからです。何をするにも、インターネットにつながっていないとまともな作業ができません。
僕は、ChromebookをWi-Fiがない場所で使ったことがありますが、ドライブに保存はできないし、オンラインのサービスは使えないし、最悪でした。
オフラインでも使えると宣伝されていたりしますが、すべてのサービスがそういうわけじゃないので、知らないとデメリットです。スマホのようにSIMを挿すことで、どこでもネットに繋がるChromebookもあるので、そちらを検討するのもあり。
⑥Microsoft Officeが使えない
Officeスイートの定番であり、シェアNo1の「Microsoft Office」がChromebookでは使えません。つまり、Excel、Word、Powerpointといったソフトウェアが使えないので。かなり大きなデメリット。
Googleのドキュメント、スプレッドシートなどにも同様の機能がありますが、縦書きができない、デザインが少ないなど本格的に使うには、物足りないです。
実はOffice Onlineを使えば、簡易的なExcelやWordを使えるのですが、こちらはインターネットがないと使えないので、結局不便ですね。
僕が使ったChromebook(ASUS製)

ちなみにここまでのデメリットは、こちらのモデルと同等スペック機での感想をもとに紹介しています。(僕が使っていたものは製造終了しました)
僕が使ったのは、Chromebookの中でも教育現場などでの使用を想定し、とても頑丈に作られてモデルでした。落としても壊れにくいので、安心して使えました。上のモデルは、一般的なノートパソコンと同じ程度の強度ですが、スペックはかなり改善されています。
たた、一方で上に述べたようなChromebook特有のデメリットもあります。僕の場合は、PCをかなり使うので、以上のデメリットは致命的というか、論外でした。
しかし、そうでない方もいると思います。では、どんな人にChromebookがおすすめなのか紹介します。
Chromebookがおすすめな人

以上までのデメリットを踏まえて、僕はChromebookを次のような方におすすめしたい。
このような方には、非常にChromebookが向いています。上記のようなデメリットも気にする必要はありませんし、むしろシンプルな機能のChromebookがメリットだとも言えます。そいて、Chromebookは何より価格が非常にお手頃。
特に、学校や職場で推奨されるPCがChromebookの場合は、学校や職場にそれに対応するシステムが整っているということですので、Chromebookを使った方がよいでしょう。
※逆に、Chromebookと同じくらいの価格で普通のWindowsパソコンがほしいというときには、GLMというパソコンがコスパ的におすすめです。
まとめ
Chromebookのデメリットを紹介しました。デメリットにのみ注目して紹介したので、「Chromebookは良くない」と思われたかもしれませんが、実際は使う人のニーズによってデメリットかどうかは変わってくるはずです。
ぜひ自分にChromebookが適しているのか見極めて、買うのであれば後悔しないようにChromebookを購入してください。Windows・Macにするか、Chromebookを選ぶかはあなた次第。
1月2日〜5日限定のAmazon初売りでは、Chromebookも値下げされています。29,900円〜で販売されています。ぜひ一度見てみてください。